略歴

2002年
大阪教育大学大学院にて声楽教育専攻の修士課程を修了。
2009年
ロータリー財団国際親善奨学生としてスイス・ルガーノのスイス音楽院(Conservatorio della Svizzera italiana)に入学。ルイーザ・カステッラーニ教授のもとで学ぶ。
2011年
大学院演奏学科を、2013年には同大学院ソリスト養成学科を最優秀の成績で修了。
2015年
スイス・イタリア音楽院にてルイーザ・カステッラーニ教授のアシスタントを務める。
2016年
同音楽院にて現代音楽レパートリーに特化した現代音楽学科を最優秀の成績で修了。
2018年〜現在
イタリア、コモ市のジュディッタ・パスタアカデミーにて教鞭をとる。
スイス・イタリア音楽院在籍時より同音楽院の演奏要員をつとめる。
日本において、鎌田小百合、井上敏典、喜多村彪の各氏に師事。
現代音楽をルイーザ・カステッラーニ、バロック音楽をバルバラ・ザニケッリ、ドイツリートをダニエル・フエター、室内楽をステファノ・モラルディ各氏に師事。

演奏歴

2008年
姫路市にてオペラ「おなつせいじゅうろう」のおなつ役で関西フィルハーモニー管弦楽団(藤岡幸夫指揮)と共演。
2010年
ルガーノの現代音楽フェスティバル「WASABI」にて5人のスイス人作曲家による新作初演を成功させ注目を集める。
2012年
作曲家クサヴィエ・ダイエと指揮者ウィリアム・ブランクの招きで、Ensemble Namascae / Ensemble contemporain dell’Hemu のツアーにソリストとして帯同し、ジュネーヴのアルシペル(Archipel)現代音楽祭に出演。
同年、スイス・イタリア音楽院にてシュトックハウゼンの op.41「Tierkreis」を打楽器アンサンブルと演奏。
2013年
スイス・イタリア音楽院オーケストラと共演し、B.ブリテン作曲のオペラ「ルクレツィアの凌辱」の Female Chorus 役を演じる。
同音楽院アンサンブルとジャチント・シェルシーの op.9「Pranam I」をソリストとして共演。
10月にはスイス・イタリアーナ管弦楽団と共演し、ストラヴィンスキーのオペラ「放蕩児の遍歴」の “No word from Tom” とダッラピッコラの “Commiato” を歌唱。
トリノの現代音楽祭ではフィアリ・アンサンブルとともにルッジェーロ・ラガナーの3作品を初演。
京都にてヘンデル「メサイア」のソプラノソロを務める。
2014年
ルガーノのフォーチェ劇場にて、ガブリエレ・マランゴーニの「Round」を演奏。
2016年
ソリストとしてスイス・イタリア音楽院アンサンブルと共演し、クルタークの op.41「アンナ・アフマートヴァの4つの詩」を演奏。
2017年
スイス・イタリア音楽院アンサンブルと共演し、モーリス・オハナ作曲「Trois Contes de l’Honorable Fleur」で主演。
ヴェネツィア・ジュデッカ島で開催されたルイジ・ノーノ音楽祭にて “La fabbrica illuminata” を歌う。
2020年
オーストリア・ウィーンのアーノルド・シェーンベルクセンターにてルイジ・ノーノ “La fabbrica illuminata” を歌う。
2023年
アルト・アディジェ州シャモワの音楽祭「Alt(r)i Ascolti」に招待され、ヴァイオリニストとデュオリサイタルを開催。
クルターク op.24「カフカ断章」、op.12「リメンバランス・ノイズ」、サーリアホ「チェンジング・ライト」、ホリガー「Mit singendem Bogen」を演奏。
2024年
テアトロソチャーレで行われたコモ市ニューイヤーコンサートにソリストとして出演。
2025年10月
現代音楽アンサンブルの一員として「Asia-Europe Cultural Festival」(シンガポール)に招聘され出演。
この公演は、シンガポールと日本、シンガポールとイタリアの国交樹立60周年を記念する公式プログラムの一環として開催。
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